PythonでExcelファイルを読み込もう！Openpyxlの使い方完全ガイド

ExcelファイルをPythonで扱いたい！そんなときに便利なのが Openpyxl です。
「そもそもPythonでExcelをどうやって読み込むの…」と思ったことはありませんか？

・PythonでExcelファイルを開きたいけど、どうすればいいの？

・誤ってファイルを編集しないように、読み取り専用で開きたい。

・VBAのファイル(.xlsm)を読み込む際に、VBAを消さずに使いたい。

それは、openpyxlの load_workbook() メソッドを使うと
これらの悩みを簡単に解決できます。

この記事では、Pythonでエクセルを操作できるライブラリ「openpyxl」を使ったエクセル読み込みの方法を初心者向けにわかりやすく解説します。
ファイルを安全に開く方法から、VBAを保持したまま読み込む方法まで、実践的に学んでいきましょう！
もちろんコピペも可能な状態にしています。

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この記事でできるようになること

PythonでExcelを自動化！Openpyxlでできることを徹底解説

Openpyxlはよく聞くけど
そもそも、どんなことができるの？

実は、Excel作業のほとんどを
自動化できるのがOpenpyxlの魅力です！

ExcelがあればVBAを手軽に使えますが、Pythonを使うことでさらに広がるメリットもあります。

それでは、Openpyxlを使って具体的にどんなことができるのか見ていきましょう！

Openpyxlでできること一覧

今回は「読み込み」に焦点を当てて解説します！

Openpyxlの中でも Excelファイルの読み込みは、Pythonでの作業を自動化する際に欠かせません。
特に次のような設定を使うことで、さらに便利にファイルを開くことができます。

次は、Openpyxlを使った具体的な読み込み方法を見ていきましょう！

PythonでExcelを操作！openpyxlのインストール方法と確認方法

まずは、openpyxlをインストールしましょう。
以下のコマンドをターミナルやコマンドプロンプトで実行してください。

pip list

pip show openpyxl

pip install openpyxl

これで準備が完了です。
次は、Pythonを使って Excelファイルを読み込む方法を実践してみましょう！

openpyxlでExcelファイルを読み込む方法を徹底解説

OpenpyxlでExcelファイルを読み込むには、load_workbook() 関数を使います。

load_workbook()のパラメーターについて

さらに詳細な仕様については、openpyxl公式ドキュメントを参照してください。

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openpyxlの使用例をご紹介

Excelファイルを読み込み専用で開く方法

ファイルを読み込み専用モードで開くには、read_only=Trueを設定します。
これにより、メモリ消費を抑えつつ安全にデータを取得できます。

from openpyxl import load_workbook

wb = load_workbook('sample.xlsx', read_only=True)
print("読み込み専用モードで開きました！")

マクロ付きファイルをVBAを保持したまま開く方法

keep_vba=Trueを使用すると、マクロ付きExcelファイル（.xlsm）を読み込みながら、VBAコードを保持できます。

from openpyxl import load_workbook

wb = load_workbook('macro_sample.xlsm', keep_vba=True)
print("マクロ付きファイルをVBAを保持したまま開きました！")

数式の結果のみを取得する方法

data_only=True を設定すると、Excelの数式ではなく計算結果だけを取得できます。

from openpyxl import load_workbook

wb = load_workbook('formula_sample.xlsx', data_only=True)
sheet = wb.active
print(sheet['B2'].value)  # 数式の結果を取得

外部リンクを無効化してファイルを開く方法

keep_links=False を使用すると、Excelファイル内の外部リンクを無効化して開けます。
特にメモリ消費を抑えたい場合に役立ちます。

from openpyxl import load_workbook

wb = load_workbook('linked_sample.xlsx', keep_links=False)
print("外部リンクを無効化して開きました！")

書式付きテキストを保持して読み込む方法

rich_text=True を使うと、セル内の書式情報を保持したまま読み込めます。
書式付きのデータを活用したい場合に有効です。

from openpyxl import load_workbook

wb = load_workbook('rich_text_sample.xlsx', rich_text=True)
sheet = wb.active
print("書式付きテキストを保持しました！")

すべてのパラメーターを使った総合的な例

以下は、load_workbook() の全てのパラメーター を使った例です。

from openpyxl import load_workbook

wb = load_workbook(
    filename='example.xlsx',
    read_only=True,
    keep_vba=True,
    data_only=True,
    keep_links=False,
    rich_text=True
)
print("全パラメーターを指定してファイルを開きました！")

openpyxlを使用してファイルを開く際の注意ポイントについて

openpyxlを使用してExcelファイルを操作する際には、いくつかの注意点があります。
ここでは、よくある3つの問題とその対策を紹介します。

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注意1 : .xls ファイルは開けないので注意しましょう。

openpyxlは .xlsx ファイルや .xlsm ファイルに対応していますが、古いExcel形式の .xls ファイルはサポートされていません。
.xls ファイルを開こうとするとエラーが発生するため注意が必要です。

※.xlsファイルは、Excel 2007以前のバージョンで使用されていた古いファイル形式のことです。

対策について

■ 対策1: .xls ファイルを .xlsx ファイルに変換する

Excelを開き 次の方法で.xlsx ファイルに変換しましょう。

.xls ⇒ .xlsx への変換方法

1. 「ファイル」タブをクリックします
2. 「情報」を選択します。
3. 「変換、互換モード」を押すことで、.xls形式から.xlsx形式に変換することができます。

■ 対策2 xlrd の使用を検討しましょう。

.xls ファイルは 、Pythonのxlrd ライブラリを使うことで読み取ることができます。

import xlrd
book = xlrd.open_workbook('example.xls')

■ 対策3 pandas で読み込みを検討しましょう。

Pythonのpandas ライブラリを使用しても .xls ファイルも読み込むことができます。

import pandas as pd
df = pd.read_excel('example.xls')

注意2 : 読み込み専用モードで開くとファイルの保存はできません

openpyxlで read_only=True を指定すると、ファイルをメモリ効率よく読み込むことができます。
特に大きなExcelファイルを高速に読み込みたい場合には便利ですが、編集や保存はできなくなるため注意が必要です。

対策について

ファイルの編集や保存が必要な場合は、read_only=False を指定してファイルを開きましょう。

from openpyxl import load_workbook

# 読み込み専用で開かない
wb = load_workbook('example.xlsx', read_only=False)
sheet = wb.active
sheet['A1'] = '変更しました'
wb.save('example.xlsx')

注意3: 数式の結果が取得できない場合がある

openpyxlで data_only=True を指定すると、Excelファイルの数式結果を取得できます。
ただし、Excelファイルが保存されていない場合や、外部リンクを参照している場合は、正しい数式結果を取得できないことがあります。

対策について

数式をそのまま取得したい場合は、data_only=False を使用しましょう。

from openpyxl import load_workbook

# 数式を取得
wb = load_workbook('example.xlsx', data_only=False)
sheet = wb.active

# セルB2の数式を取得
print(sheet['B2'].value)  # 数式そのものを取得

数式の結果を取得したい場合は、Excelでファイルを保存してからdata_only=Trueを指定して読み込みます。
data_only=True を使用する場合は、必ずExcelファイルを保存してから読み込みましょう。
保存しないまま読み込むと、最新の数式結果が反映されません。

wb = load_workbook('example.xlsx', data_only=True)
print(sheet['B2'].value)  # 数式の結果を取得

この記事のまとめ

この記事では、Pythonのopenpyxlを使ってExcelファイルを読み込む方法について詳しく解説しました。
ファイルを安全に開く方法や、マクロ付きファイルの扱い方、数式の結果を取得する方法まで、実践的な内容を学ぶことができましたね。

ポイントのおさらい

今回の学びを活用するために

Pythonと openpyxl の知識をさらに深めたい方は、以下の記事も参考にしてください。

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