VBAでOutlookメールを自動送信！添付ファイル付きメール作成の基本

1. Sub CreateMail_SingleRecipient()
   • マクロの開始を示します。
     「Sub」はSubプロシージャを定義するキーワードです。
2. Dim outlookApp As Object
   • 変数「outlookApp」を宣言します。
     この変数は、Outlookアプリケーションを操作するために使用します。
     Object 型を指定しているので、後でOutlookアプリケーションとリンクできます。
3. Dim mail As Object
   • 変数「mail」を宣言します。
     この変数は、新しいメールを作成するために使います。
     後ほど具体的な「メールアイテム」をこの変数に代入します。
4. Set outlookApp = CreateObject(“Outlook.Application”)
   • 「CreateObject」を使って、新しいOutlookアプリケーションのインスタンス（操作可能なプログラムの実体）を作成します。
     この行で「outlookApp」がOutlookとリンクされ、操作可能になります。
5. Set mail = outlookApp.CreateItem(olMailItem)
   • Outlookアプリケーションの「CreateItemメソッド」を使って、新しいメールアイテムを作成します。
     引数「olMailItem（値: 0）」は、「メール」を作成することを指定しています。
     この行で作成されたメールアイテムが mail に代入されます。
6. With mail
   • 「Withブロック」の開始を示します。
     この中で、メールオブジェクト（mail）の設定をまとめて記述できます。
7. .To = “recipient@example.com”
   • To プロパティにメールの宛先（TO）を設定します。
8. .CC = “cc@example.com”
   • CC（カーボンコピー）の宛先を指定します。
9. .BCC = “bcc@example.com”
   • BCC（ブラインドカーボンコピー）の宛先を指定します。
10. .Subject = “テストメール”
    • メールの件名を設定します。
11. .Body = “これはテストメールです。”
    • 「Bodyプロパティ」にメールの本文をテキスト形式で設定します。
      この行では、「これはテストメールです。」という内容が本文として指定されています。
12. .Display
    • メールを表示するためのメソッドです。
      これを実行すると、メールの下書き画面が開きます。
      この状態では送信されず、内容を確認して手動で送信できます。
13. End With
    • 「Withブロック」の終了を示します。
      これ以降、メールオブジェクトへの設定は記述されていません。
14. Set mail = Nothing
    Set outlookApp = Nothing
    • 変数「mail」と「outlookApp」を解放して、メモリを節約します。
      この行を記述することで、使用済みのオブジェクトを安全にクリーンアップできます。
15. End Sub
    • マクロの終了を示します。

1. Sub CreateMail_MultipleRecipients()
   • マクロ（Subプロシージャ）を定義するキーワードです。
     この行からプログラムが開始されます。マクロの名前は自由に設定できますが、わかりやすい名前が推奨されます。
2. Dim outlookApp As Object
   • 「outlookApp」は、Outlookアプリケーションを操作するための変数です。
     変数の型を「Object」に設定しているので、後でOutlookアプリケーションをリンクさせて操作可能にします。
3. Dim mail As Object
   • 「mail」は、新しいメールアイテムを作成するための変数です。
     この変数にメールアイテムを代入して操作します。
4. Dim toRecipients As Variant
   Dim ccRecipients As Variant
   Dim bccRecipients As Variant
   • 「toRecipients」「ccRecipients」「bccRecipients」は、それぞれTO、CC、BCCの宛先を管理するための配列を格納します。
     配列は複数のメールアドレスをまとめて管理するために使用します。
     ※Array関数を使用して配列を管理するため、型はVariantになっています。
5. Set outlookApp = CreateObject(“Outlook.Application”)
   • 「CreateObject」メソッドを使用して、Outlookアプリケーションのインスタンスを作成します。
     この行で、変数「outlookApp」にOutlookアプリケーションがリンクされ、操作可能になります。
6. Set mail = outlookApp.CreateItem(olMailItem)
   • 「CreateItem」メソッドを使って、新しいメールアイテムを作成します。
     引数「olMailItem」は、新しい「メール」を作成することを指定します。
7. toRecipients = Array(“to1@example.com”, “to2@example.com”, “to3@example.com”)
   • 「Array」関数を使って、TO宛先のメールアドレスを配列として定義します。
     例では3つのメールアドレスを指定しています。
8. ccRecipients = Array(“cc1@example.com”, “cc2@example.com”)
   • 「ccRecipients」変数に、CC宛先のメールアドレスを配列として格納します。
     配列に複数の値を設定することで、一括管理が可能です。
9. bccRecipients = Array(“bcc1@example.com”)
   • 「bccRecipients」変数に、BCC宛先のメールアドレスを配列として格納します。
   • 配列を使うことで、柔軟にアドレスを管理できます。
10. With mail
    • 「Withブロック」の開始を示します。
      この中で、メールオブジェクト（mail）の設定をまとめて記述できます。
11. .To = Join(toRecipients, “;”)
    • 「Join」関数を使い、配列「toRecipients」の値をセミコロン（”;”）で連結して、TOプロパティに設定します。
      これにより、複数の宛先を一度に指定できます。
12. .CC = Join(ccRecipients, “;”)
    • 「ccRecipients」の配列値をセミコロンで連結し、CCプロパティに設定します。
13. .BCC = Join(bccRecipients, “;”)
    • 「bccRecipients」の配列値をセミコロンで連結し、BCCプロパティに設定します。
14. .Subject = “複数宛先のテストメール”
    • 「Subject」プロパティにメールの件名を指定します。
      例では「複数宛先のテストメール」としています。
15. .Body = “このメールは複数の宛先に送信されます。”
    • 「Body」プロパティにメール本文を指定します。
      この行では、本文に「このメールは複数の宛先に送信されます。」と記述しています。
16. .Display
    • 「Display」メソッドを実行することで、メールのプレビュー画面を表示します。
      この行ではメールはまだ送信されず、内容を確認して手動で送信できます。
17. End With
    • 「Withブロック」の終了を示します。
      これ以降、メールオブジェクトへの設定は記述されていません。
18. Set mail = Nothing
    Set outlookApp = Nothing
    • 「Set … = Nothing」を使い、使用済みのオブジェクトを解放してメモリをクリーンアップします。
19. End Sub
    • マクロの終了を示します。

1. Sub CreateMail_WithAttachment()
   • プロシージャ（マクロ）を定義します。この行からコードが実行されます。
2. Dim outlookApp As Object
   • 「outlookApp」は、Outlookアプリケーションを操作するための変数です。
     変数の型を「Object」に設定しているので、後でOutlookアプリケーションをリンクさせて操作可能にします。
3. Dim mail As Object
   • 「mail」は、新しいメールアイテムを作成するための変数です。
     この変数にメールアイテムを代入して操作します。
4. Set outlookApp = CreateObject(“Outlook.Application”)
   • 「CreateObject」メソッドを使用して、Outlookアプリケーションのインスタンスを作成します。
     この行で、変数「outlookApp」にOutlookアプリケーションがリンクされ、操作可能になります。
5. Set mail = outlookApp.CreateItem(olMailItem)
   • 「CreateItem」メソッドを使って、新しいメールアイテムを作成します。
     引数「olMailItem」は、新しい「メール」を作成することを指定します。
6. With mail
   • 「Withブロック」の開始を示します。
     この中で、メールオブジェクト（mail）の設定をまとめて記述できます。
7. .To = “recipient@example.com”
   • 「Toプロパティ」に宛先メールアドレスを指定します。
8. .Subject = “複数宛先のテストメール”
   • 「Subjectプロパティ」にメールの件名を設定します。
9. .Body = “このメールには添付ファイルが含まれています。”
   • 「Bodyプロパティ」にメール本文を設定します。
10. .Attachments.Add “C:\サンプル\サンプル1.xlsx”
    • 「Attachments.Add」メソッドを使用して、指定したパスにあるファイルをメールに添付します。
11. .Display
    • 「Display」メソッドを実行することで、メールのプレビュー画面を表示します。
      この行ではメールはまだ送信されず、内容を確認して手動で送信できます。
12. End With
    • 「Withブロック」の終了を示します。
      これ以降、メールオブジェクトへの設定は記述されていません。
13. Set mail = Nothing
    Set outlookApp = Nothing
    • 「Set … = Nothing」を使い、使用済みのオブジェクトを解放してメモリをクリーンアップします。
14. End Sub
    • マクロの終了を示します。

1. Sub CreateMail_WithMultipleAttachments()
   • プロシージャ（マクロ）を定義します。
     この行からコードが実行されます。
2. Dim outlookApp As Object
   • 「outlookApp」は、Outlookアプリケーションを操作するための変数です。
     変数の型を「Object」に設定しているので、後でOutlookアプリケーションをリンクさせて操作可能にします。
3. Dim mail As Object
   • 「mail」は、新しいメールアイテムを作成するための変数です。
     この変数にメールアイテムを代入して操作します。
4. Dim attachments As Variant
   • 「attachments」は、複数のファイルパスを格納する配列変数です。
5. Dim i As Long
   • 「i」は、配列を順番に処理するためのカウンタ変数です。
6. Set outlookApp = CreateObject(“Outlook.Application”)
   • 「CreateObject」メソッドを使用して、Outlookアプリケーションのインスタンスを作成します。
     この行で、変数「outlookApp」にOutlookアプリケーションがリンクされ、操作可能になります。
7. Set mail = outlookApp.CreateItem(olMailItem)
   • 「CreateItem」メソッドを使って、新しいメールアイテムを作成します。
     引数「olMailItem」は、新しい「メール」を作成することを指定します。
8. attachments = Array(“C:\Users\YourUserName\Documents\file1.txt”, _
   “C:\Users\YourUserName\Documents\file2.pdf”, _
   “C:\Users\YourUserName\Documents\file3.xlsx”)
   • 「Array」関数を使用して、複数の添付ファイルパスをまとめて管理します。
9. With mail
   • 「Withブロック」の開始を示します。
     この中で、メールオブジェクト（mail）の設定をまとめて記述できます。
10. .To = “recipient@example.com”
    • 「Toプロパティ」に宛先メールアドレスを指定します。
11. .Subject = “複数宛先のテストメール”
    • 「Subjectプロパティ」にメールの件名を設定します。
12. .Body = “このメールには添付ファイルが含まれています。”
    • 「Bodyプロパティ」にメール本文を設定します。
13. For i = LBound(attachments) To UBound(attachments)
    .Attachments.Add attachments(i)
    Next i
    • For Next ループを使用して、配列内の全てのファイルパスを順番に「Attachments.Add」で添付します。
14. .Display
    • 「Display」メソッドを実行することで、メールのプレビュー画面を表示します。
      この行ではメールはまだ送信されず、内容を確認して手動で送信できます。
15. End With
    • 「Withブロック」の終了を示します。
      これ以降、メールオブジェクトへの設定は記述されていません。
16. Set mail = Nothing
    Set outlookApp = Nothing
    • 「Set … = Nothing」を使い、使用済みのオブジェクトを解放してメモリをクリーンアップします。
17. End Sub
    • マクロの終了を示します。

1. Sub CreateMail_FromExcel()
   • プロシージャ（マクロ）を定義します。
     この行からコードが実行されます。
2. Dim outlookApp As Object
   • 「outlookApp」は、Outlookアプリケーションを操作するための変数です。
     変数の型を「Object」に設定しているので、後でOutlookアプリケーションをリンクさせて操作可能にします。
3. Dim mail As Object
   • 「mail」は、新しいメールアイテムを作成するための変数です。
     この変数にメールアイテムを代入して操作します。
4. Dim wb As Workbook
   • 現在のExcelワークブックを格納するオブジェクト変数を設定します。
5. Dim ws As Worksheet
   • Excelシートを参照するためのオブジェクト変数を設定します。
6. Dim toRecipient As String
   • To（宛先）のメールアドレスを格納する変数です。
7. Dim ccRecipients As Variant
   • CC（カーボンコピー）の複数宛先を格納する配列変数です。
8. Dim i As Long
   • 配列を処理するためのカウンタ変数です。
9. Dim attachments As Variant
   • 「attachments」は、複数のファイルパスを格納する配列変数です。
10. Dim i As Long
    • 「i」は、配列を順番に処理するためのカウンタ変数です。
11. Set wb = ThisWorkbook
    • 「wb」に現在のブックを格納します。
12. Set ws = wb.Sheets(“宛先リスト”)
    • 「ws」にシート「宛先リスト」を格納します。
13. Set outlookApp = CreateObject(“Outlook.Application”)
    • 「CreateObject」メソッドを使用して、Outlookアプリケーションのインスタンスを作成します。
      この行で、変数「outlookApp」にOutlookアプリケーションがリンクされ、操作可能になります。
14. Set mail = outlookApp.CreateItem(olMailItem)
    • 「CreateItem」メソッドを使って、新しいメールアイテムを作成します。
      引数「olMailItem」は、新しい「メール」を作成することを指定します。
15. toRecipient = ws.Range(“A1”).Value
    • Excelシートのセル「A1」に入力された値を取得して、変数「toRecipient」に格納します。
16. ccRecipients = Array(ws.Range(“B1”).Value, ws.Range(“C1”).Value)
    • セル「B1」と「C1」の値を配列として取得し、変数「ccRecipients」に格納します。
17. With mail
    • 「Withブロック」の開始を示します。
      この中で、メールオブジェクト（mail）の設定をまとめて記述できます。
18. .To = toRecipient
    • To宛先に、セル「A1」の値を設定します。
19. .CC = Join(ccRecipients, “;”)
    • CC宛先に、セル「B1」と「C1」の値をセミコロンで連結して設定します。
20. .Subject = “セルから宛先を設定したメール”
    • 「Subjectプロパティ」にメールの件名を設定します。
21. .Body = “このメールはExcelセルの値を基に宛先を設定しています。”
    • 「Bodyプロパティ」にメール本文を設定します。
22. .Display
    • 「Display」メソッドを実行することで、メールのプレビュー画面を表示します。
      この行ではメールはまだ送信されず、内容を確認して手動で送信できます。
23. End With
    • 「Withブロック」の終了を示します。
      これ以降、メールオブジェクトへの設定は記述されていません。
24. Set mail = Nothing
    Set outlookApp = Nothing
    Set ws = Nothing
    Set wb = Nothing
    • 使用したオブジェクトを解放して、メモリを節約します。
25. End Sub
    • マクロの終了を示します。

1. Sub CreateMail_FromCellContents()
   • プロシージャ（マクロ）を定義します。
     この行からコードが実行されます。
2. Dim outlookApp As Object
   • 「outlookApp」は、Outlookアプリケーションを操作するための変数です。
     変数の型を「Object」に設定しているので、後でOutlookアプリケーションをリンクさせて操作可能にします。
3. Dim mail As Object
   • 「mail」は、新しいメールアイテムを作成するための変数です。
     この変数にメールアイテムを代入して操作します。
4. Dim subjectText As String
   • 件名（Subject）を格納するための文字列型変数を宣言します。
5. Dim bodyText As String
   • 本文（Body）を格納するための文字列型変数を宣言します。
6. Set outlookApp = CreateObject(“Outlook.Application”)
   • 「CreateObject」メソッドを使用して、Outlookアプリケーションのインスタンスを作成します。
     この行で、変数「outlookApp」にOutlookアプリケーションがリンクされ、操作可能になります。
7. Set mail = outlookApp.CreateItem(olMailItem)
   • 「CreateItem」メソッドを使って、新しいメールアイテムを作成します。
     引数「olMailItem」は、新しい「メール」を作成することを指定します。
8. subjectText = ThisWorkbook.Sheets(1).Range(“A1”).Value
   • 現在のExcelブック（ThisWorkbook）の1枚目のシート（Sheets(1)）のセル「A1」の内容を取得し、変数「subjectText」に代入します。
     この内容がメールの件名になります。
9. bodyText = ThisWorkbook.Sheets(1).Range(“B1”).Value
   • 同様に、セル「B1」の内容を取得し、変数「bodyText」に代入します。
     この内容がメールの本文になります。
10. With mail
    • 「Withブロック」の開始を示します。
      この中で、メールオブジェクト（mail）の設定をまとめて記述できます。
11. .To = “recipient@example.com”
    • メールの宛先（To）を設定します。
12. .Subject = subjectText
    • 件名（Subject）を設定します。
      先ほどセル「A1」から取得した内容（subjectText）を件名に反映します。
13. .Body = bodyText
    • 本文（Body）を設定します。
      先ほどセル「B1」から取得した内容（bodyText）を本文に反映します。
14. .Display
    • 「Display」メソッドを実行することで、メールのプレビュー画面を表示します。
      この行ではメールはまだ送信されず、内容を確認して手動で送信できます。
15. End With
    • 「Withブロック」の終了を示します。
      これ以降、メールオブジェクトへの設定は記述されていません。
16. Set mail = Nothing
    Set outlookApp = Nothing
    • 使用したオブジェクトを解放して、メモリを節約します。
17. End Sub
    • マクロの終了を示します。

1. Sub SendConditionalEmail_Refactored()
   • プロシージャ（マクロ）を定義します。
     この行からコードが実行されます。
2. Dim outlookApp As Object
   • 「outlookApp」は、Outlookアプリケーションを操作するための変数です。
     変数の型を「Object」に設定しているので、後でOutlookアプリケーションをリンクさせて操作可能にします。
3. Dim mail As Object
   • 「mail」は、新しいメールアイテムを作成するための変数です。
     この変数にメールアイテムを代入して操作します。
4. Dim toRecipients() As String
   • 複数の宛先を格納するための文字列配列「toRecipients」を宣言しています。
     ここでは 「 () 」 を付けることで、配列として扱う準備をしています。
5. toRecipients = GetRecipients()
   • 宛先リストを取得するための関数「GetRecipients」を呼び出し、その結果を変数「toRecipients」に代入します。
     「GetRecipients」は後述されている関数で、条件に基づいて宛先を配列として返します。
6. If UBound(toRecipients) >= 1 Then
   • 宛先配列「toRecipients」にデータがあるかを判定しています。
     「UBound(toRecipients)」は配列の最終インデックスを返します。
     もし最終インデックスが1以上なら、少なくとも1つの宛先があると判断し、メール作成処理を続けます。
7. Set outlookApp = CreateObject(“Outlook.Application”)
   • 「CreateObject」を使って、Outlookアプリケーションのインスタンスを作成し、「outlookApp」に代入します。
     この行でOutlookアプリケーションを操作可能な状態にします。
8. Set mail = outlookApp.CreateItem(olMailItem)
   • Outlookアプリケーションの「CreateItemメソッド」を使用して、新しいメールアイテムを作成します。
     引数「olMailItem（値は 0）」を指定することで、「メール」を作成することを指定しています。
     作成したメールアイテムを「mail」に代入します。
9. With mail
   • 「Withブロック」の開始を示します。
     この中で、メールオブジェクト（mail）の設定をまとめて記述できます。
10. .To = Join(toRecipients, “;”)
    • 「Join関数」を使用して、配列「toRecipients」の要素をセミコロン「;」で連結し、宛先（To）に設定します。
      これにより、複数の宛先を1つの文字列として「Toプロパティ」に格納できます。
11. .Subject = “条件付きメール送信”
    • 「Subjectプロパティ」にメールの件名を設定します。
12. .Body = “このメールは条件を満たした宛先に送信されます。”
    • 「Bodyプロパティ」にメール本文を設定します。
13. .Display
    • 「Display」メソッドを実行することで、メールのプレビュー画面を表示します。
      この行ではメールはまだ送信されず、内容を確認して手動で送信できます。
14. End With
    • 「Withブロック」の終了を示します。
      これ以降、メールオブジェクトへの設定は記述されていません。
15. Set mail = Nothing
    Set outlookApp = Nothing
    • 使用済みのオブジェクト（mail と outlookApp）を解放して、メモリを節約します。
      オブジェクトを解放することで、後続の処理に影響を与えることを防ぎます。
16. Else
    MsgBox “送信条件に該当する宛先が見つかりませんでした。”, vbExclamation
    • 条件に該当する宛先がない場合、警告メッセージボックスを表示します。
      「vbExclamation」を指定することで、注意を促す警告アイコンを表示します。
17. End If
    • 条件分岐（If 文）の終了を示します。
      宛先があった場合の処理と、なかった場合の処理をここで終了します。
18. End Sub
    • マクロの終了を示します。

■ GetRecipients()関数を解説

1. Private Function GetRecipients() As String()
   • 「GetRecipients」関数の開始を示します。
     この関数は、条件に基づいて宛先リストを配列として返します。
2. Dim ws As Worksheet
   Dim lastRow As Long
   Dim i As Long
   Dim recipients() As String
   Dim recipientCount As Long
   • 以下の変数を宣言しています
     • 「ws」: Excelのシートを参照するための変数。
     • 「lastRow」: データが入力された最終行を取得するための変数。
     • 「i」: ループ処理で使用するカウンタ変数。
     • 「recipients」: 宛先を格納する動的配列。
     • 「recipientCount」: 宛先の数をカウントする変数。
3. Set ws = ThisWorkbook.Sheets(“メールリスト”)
   • 現在のブック内のシート「メールリスト」を参照し、「ws」に代入します。
     ここで操作対象のシートを指定します。
4. lastRow = ws.Cells(ws.Rows.Count, “A”).End(xlUp).Row
   • 列「A」の最終行を取得しています。
     「xlUp」を使用して、最後のデータが入力されたセルを特定します。
5. ReDim recipients(1 To 1)
   recipientCount = 0
   • 動的配列「recipients」を初期化し、要素数を1つだけ確保します。
     「recipientCount」を「0」に設定し、これからカウントを始めます。
6. For i = 2 To lastRow
   If ws.Cells(i, “C”).Value = “送信” Then
   • 2行目から最終行までループし、列「C」の値が「送信」であるかを判定します。
7. recipientCount = recipientCount + 1
   ReDim Preserve recipients(1 To recipientCount)
   recipients(recipientCount) = ws.Cells(i, “A”).Value
   • 条件を満たす場合
     • 宛先カウントを「1」増加。
     • 「ReDim Preserve」を使用して、配列サイズを拡張（既存のデータを保持）。
     • 列「A」の値を配列に格納。
8. Next i
   • 次の行に進みます。
   • これにより、2行目から最終行まで繰り返し処理を行います。
9. GetRecipients = recipients
   • 「GetRecipients」関数の戻り値として、宛先リスト（配列）を返します。
10. End Function
    • 関数の終了を示します。
      ここで関数内の処理が完了します。

1. Sub CreateMail_WithDirAttachments()
   • プロシージャ（マクロ）を定義します。
     この行からコードが実行されます。
2. Dim outlookApp As Object
   Dim mail As Object
   Dim folderPath As String
   Dim attachments() As String
   • 各種変数を宣言します。
     • 「outlookApp」: Outlookアプリケーションのインスタンス。
     • 「mail」: 新しいメールアイテム。
     • 「folderPath」: 選択したフォルダのパス。
     • 「attachments」: フォルダ内のファイルパスを格納する動的配列。
3. folderPath = GetFolderPath()
   If folderPath = “” Then Exit Sub
   • 「GetFolderPath」関数でフォルダパスを取得します。
     フォルダが選択されていない場合は処理を終了します。
4. attachments = GetAllFilesInFolder(folderPath)
   • 「GetAllFilesInFolder」関数で、指定フォルダ内のファイルパスを取得します。
5. If UBound(attachments) < 1 Then
   MsgBox “選択したフォルダには添付するファイルがありません。”, vbExclamation
   Exit Sub
   End If
   • ファイルが見つからない場合、警告を表示して処理を終了します。
6. Set outlookApp = CreateObject(“Outlook.Application”)
   • 「CreateObject」メソッドを使用して、Outlookアプリケーションのインスタンスを作成します。
     この行で、変数「outlookApp」にOutlookアプリケーションがリンクされ、操作可能になります。
7. Set mail = outlookApp.CreateItem(olMailItem)
   • 「CreateItem」メソッドを使って、新しいメールアイテムを作成します。
     引数「olMailItem」は、新しい「メール」を作成することを指定します。
8. With mail
   .To = “recipient@example.com”
   .Subject = “フォルダ内の全ファイルを添付”
   .Body = “このメールには指定フォルダ内のすべてのファイルが添付されています。”
   • メールの宛先、件名、本文を設定します。
9. For i = LBound(attachments) To UBound(attachments)
   .Attachments.Add attachments(i)
   Next i
   • 取得したすべてのファイルパスをループで添付します。
10. .Display
    • 「Display」メソッドを実行することで、メールのプレビュー画面を表示します。
      この行ではメールはまだ送信されず、内容を確認して手動で送信できます。
11. End With
    • 「Withブロック」の終了を示します。
      これ以降、メールオブジェクトへの設定は記述されていません。
12. Set mail = Nothing
    Set outlookApp = Nothing
    • 使用したオブジェクトを解放。
13. End Sub
    • マクロの終了を示します。

■ GetFolderPath()関数を解説

1. Private Function GetFolderPath() As String
   • この関数は「FileDialog」を使用してユーザーが選択したフォルダパスを取得します。
2. Dim folderPath As String
   • ユーザーが選択したフォルダのパスを格納する文字列変数を宣言します。
3. With Application.FileDialog(msoFileDialogFolderPicker)
   • フォルダ選択ダイアログを表示します。
4. .Title = “添付ファイルを選択するフォルダを選んでください”
   • ダイアログのタイトルを設定します。
5. If .Show = -1 Then
   folderPath = .SelectedItems(1)
   Else
   folderPath = “”
   End If
   • ユーザーがフォルダを選択した場合はそのパスを取得します。
     選択がキャンセルされた場合は空文字を返す。
6. End With
   GetFolderPath = folderPath
   • 選択されたフォルダパスを関数の戻り値として返します。
7. End Function
   • 関数の終了です。

■ GetAllFilesInFolder()関数を解説

1. Private Function GetAllFilesInFolder(folderPath As String) As String()
   • この関数は、指定フォルダ内のすべてのファイルパスを取得して配列に格納します。
2. Dim fileName As String
   Dim files() As String
   Dim fileCount As Long
   • 「fileName」: Dir 関数で取得するファイル名です。
   • 「files」: ファイルパスを格納する動的配列です。
   • 「fileCount」: 配列の要素数をカウントする変数です。
3. fileName = Dir(folderPath & “*.*”)
   fileCount = 0
   ReDim files(1 To 1)
   • Dir関数を使ってフォルダ内の最初のファイルを取得します。
   • 配列「files」を初期化します。
4. Do While fileName <> “”
   fileCount = fileCount + 1
   ReDim Preserve files(1 To fileCount)
   files(fileCount) = folderPath & “\” & fileName
   fileName = Dir()
   Loop
   • Dir関数でフォルダ内のすべてのファイルを取得します。
   • 動的配列「files」に順次ファイルパスを追加します。
5. GetAllFilesInFolder = files
   • ファイルパスを格納した配列を関数の戻り値として返します。
6. End Function
   • 関数の終了です。