VBA(マクロ)って何? 初心者にも分かる超入門ガイド

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なにやら、エクセルにはマクロ (VBA)というものがあり、それを使いこなすことで作業を自動化できると聞いたことはないですか?

お悩みポイント
悩む人
  • マクロを使ってみたいけど、どんなものかイメージがつかない…
  • VBAって聞いたことあるけど、どうやって使うの?


この記事では、VBAやマクロについて、初心者の方にも分かりやすく解説します。

この記事を読み終わる頃には、VBA(マクロ)がどんなものかイメージでき、すぐにでも試してみたくなるはずです。


【 この記事の概要 】

 この記事の難しさ    2.0  
 やってみたくなる度   5.0  

VBA(マクロ)とは?

マクロってなに?

マクロとは、パソコンでの作業を自動化するための便利な機能のことを指します。
特にExcelのVBAのことを指すことが多く、ここでもそのように紹介します。

VBAってなに?

VBA(Visual Basic for Applications)は、Microsoft Office製品を操作することができるプログラミング言語です。
その中でも特にExcelでよく使われています。

VBAを使うことで、手作業で行っていたことを自動化できるため、業務の効率化が図れます。
例えば、毎日行っている定型業務や、膨大なデータを処理する作業をVBAで自動化すれば、大幅に時間を節約できます。

なぜ、今VBA(マクロ)なのか?

パソコンで分析

環境構築が簡単

VBA(マクロ)はMicrosoft Office製品に組み込まれているため、特別な環境構築が不要です。
手元にExcelがあれば、誰でもすぐにVBA(マクロ)を使用できることから、
プログラミング初心者でも手軽に始められる点が大きな魅力です。

他のプログラミング言語(Pythonなど)は、自分で環境構築を行わなければならず、設定に時間がかかります。
とりあえず始めてみたいという方には、VBA(マクロ)はおすすめです。

プログラムって難しいんじゃないの?

クエスチョン

誰でもできます

VBAは、他のプログラミング言語に比べて覚えやすく、初心者でも取り組みやすい言語です。

さらに、Excelには「マクロの記録」という機能があり、作業を記録して自動でコードを作成してくれるので、プログラミングが初めてでも簡単に作業を自動化できます。

さらに、ChatGPTなどのAIを使用すれば、本格的なコードを作成するサポートも受けられます。
ネット上には、学習リソース(Udemyなど)もあり、こちらで学習することも可能です。

具体的な例で簡単に理解

では、実際にどのようにVBAを使うのか、簡単な例を見てみましょう。

例えば、「特定のセルに値を入力し、計算結果を表示する」といった操作を自動化するコードを書いてみましょう。

Sub SampleMacro()
    Range("A1").Value = 10
    Range("A2").Value = 20
    Range("A3").Formula = "=A1+A2"
End Sub

このコードを実行すると、セル「A1」に10、セル「A2」に20が入力され、セル「A3」にその合計である30が表示されます。

こんな風に、普段の操作をVBAに覚えさせて、自動で実行させることができるんです。

VBA(マクロ)で具体的に何ができるのか?

VBA(マクロ)を使って、以下のような多くのことが可能です。

VBAってこのようなことができます
  • データの自動入力
    • 具体例:
      毎月、売上データを入力して集計する作業。
      VBAを使えば、テンプレートに自動でデータを入力し、集計結果まで一気に処理できます。

      毎月同じ形式でデータを入力する場合、手動での入力ミスを防ぎ、処理速度を向上させるために、VBAで自動化してしまうのが効果的です。
  • 複雑な計算の自動化
    • 具体例:
      財務データの分析や、月次レポートの作成。
      VBAを使って、複数のシートにまたがるデータを一括で計算し、結果をまとめて表示できます。

      手動で行うとミスが発生しやすい計算や、複雑な条件を含む処理も、VBAなら確実に、しかも高速で実行できます。
  • データの整理・集計
    • 具体例:
      膨大なデータをフィルタリングし、特定の条件に合致するレコードだけを抽出する作業。
      VBAを使えば、ボタン一つでデータの整理や集計が完了します。

      普段から行っているデータの整理や集計作業も、VBAで簡単に自動化可能です。特にデータが大量にある場合は、その効果が一層高まります。
  • レポートの自動生成
    • 具体例:
      週次や月次の定型レポートを作成する作業。
      VBAを使えば、指定したデータからレポートを自動生成し、時間と労力を大幅に節約できます。

      毎週、毎月、同じレポートを作成しているなら、それをVBAで自動化し、一瞬で作成できるようにしてみましょう。
  • フォームやダイアログの作成
    • 具体例:
      ユーザー入力フォームを作成し、データ入力を簡略化する作業。
      VBAを使えば、操作しやすい入力フォームやダイアログを作成できます。

      例えば、営業担当者が売上データを入力する際に、簡単なフォームを作成しておけば、誰でも迷わずにデータ入力ができ、しかも入力ミスが減ります。

細分化して自動化すべき内容を見つけよう

日常的に行っている業務を細かく見直してみると、自動化できる作業がたくさんあることに気づきます。

業務を細分化するメリット

例えば、毎日行っているデータ入力作業を考えてみてください。
まず、データを入力し、次に計算し、最後にレポートを作成する。
この一連の作業をさらに細かく分解すると、それぞれのステップでVBAを使って自動化できる部分が見えてきます。

自動化の例

  • データ入力
    • 例えば、毎日同じシートにデータを入力しているなら、テンプレートを使ってVBAで自動入力させましょう。
  • 計算処理
    • 入力されたデータに基づいて、毎回行う計算があるなら、その計算をVBAで自動化してしまいます。
  • レポート作成
    • 最後に、計算結果をレポートにまとめる作業も、VBAで自動生成できるようにしてみましょう。

このように、日常業務を細かく細分化していくと、手動で行っていた作業の中に、VBAで自動化すべき部分が次々に見えてくるはずです。

VBA(マクロ)を学習した際のメリット・デメリット

メリット

  • ミスの削減
    • 手作業で行っていたデータ入力を自動化することで、入力ミスのようなヒューマンエラーを減らすことができます。
  • 時間の節約
    • 毎日行うようなルーティン作業を自動化することで、作業時間を大幅に短縮できます。
  • 誰でも同じ処理ができる
    • フォーム等の機能を使うことで、標準化された処理を誰でも同じように再現可能になります。
  • 新しい挑戦
    • 自動化により生まれた時間を使って、新しいスキルなどの習得に挑戦できます。

デメリット

  • 学習コスト
    • 簡単に始めれるといいながら、自分でコードを書けるようになるには、一定の時間が必要です。
      プログラミングの基礎知識習得や、VBA(マクロ)の特定の文法や機能を理解するための学習が必要となります。

他のプログラミング言語への移行

VBA(マクロ)を習得すると、他のプログラミング言語(Pythonなど)に移行する際の敷居が低くなります。
さらなる効率化を目指して、学習を始めるのも良いでしょう。

特にPythonは、業務自動化に適しており、基本構文がVBA(マクロ)と似ているため、学習がスムーズです。
自動化が楽しくなってきたら、Pythonに挑戦してみるのもおすすめです。

まとめ

エクセルマーク

VBA(マクロ)は、今こそ学ぶべきプログラミング言語です。
環境構築が簡単で、誰でも始められることから、特にプログラミング初心者にとって最適です。

また、Excelの広範な普及とそのシェアを背景に、VBA(マクロ)スキルを持つことで多くのビジネスシーンで役立つこと間違いなしです。
ぜひ、VBA(マクロ)を活用して業務効率化を実現し、自分の時間を作りましょう。

私自身、VBAを学習・習得することで、業務改善を行い新しいことにチャレンジする時間を作ることができました。
あなたもVBAを活用して、業務を効率化し、より多くの時間を手に入れてください。

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