Excel VBAエディタの開き方|コードを書く場所まで解説

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VBA初期設定

「AIでExcel のVBAコードを書いてもらったけど、エディタをどこから開くのか分からない…」
「VBAコードはシートに書くのか、標準モジュールに書くのか分からない…」
このように迷っていませんか。

サクッと結論

Excel VBAを始める流れは、次の4ステップで考えると迷いません。

  • Excelデスクトップアプリでブックを開く
  • ファイルオプションリボンのユーザー設定開発タブを表示する
  • 開発タブのVisual Basicを押してVBAエディタを開く
  • 挿入標準モジュールを追加し、そこにコードを書く

このあとマクロを残したい場合は、ブックを .xlsm 形式で保存します。
.xlsx のまま保存するとVBAコードを保存できないため、ここは初心者がつまずきやすいポイントです。

この記事では、Excel VBAの開き方、開発タブの表示、VBEの画面構成、標準モジュールの追加方法、マクロ対応ファイルの保存、開けない時の対処まで、最初に必要な設定をまとめて解説します。

【 この記事の概要 】

よく使う度
難しさ
覚えておくと安心度
目次

Excel VBAエディタの開き方と開発タブの表示手順

Excel VBAを開くには、まずExcelの画面上部に 開発 タブを表示します。
すでに 開発 タブがある場合は、表示設定を飛ばして Visual Basic をクリックすればVBAエディタを開けます。

まず開発タブが表示されているか確認する

任意のExcelファイルを開き、画面上部のタブを確認します。

ホーム挿入ページ レイアウト などの並びに 開発 があれば、VBAを開く準備はできています。
次の「VBAエディタを開く」手順へ進んでください。

VBAがあるか?確認

開発 タブがない場合は、Excelの設定から追加します。
Microsoftの公式サポートでも、開発タブは既定では表示されないため、リボンに追加できると案内されています。

スクロールできます
状態次にやること
開発 タブがある開発 -> Visual Basic をクリックしてVBEを開く
開発 タブがないファイル -> オプション -> リボンのユーザー設定 で表示する
Excel for the webを使っているVBAマクロの作成・実行・編集はできないため、Excelデスクトップアプリで開く

開発タブを表示する

開発タブを表示する手順は次の通りです。

STEP
Excelを開きます
Excelを開きましょう
STEP
左上の「ファイルタブ」をクリックします
ファイルタブをクリックします
STEP
左下付近の「その他」または「オプション」をクリックします
その他をクリックしてオプションを選択
STEP
Excelの「オプション画面」で「リボンのユーザー設定」を選び
右側の「メイン」タブにある「開発」にチェックを入れます
リボンのユーザー設定を選択し開発にチェックを入れる
STEP
「開発」タブが表示されたことを確認します
最終確認

設定が完了すると、Excelの上部に 開発 タブが表示されます。
この設定は、チェックを外すかOfficeを再インストールするまで基本的に残ります。

VBAエディタを開く

開発タブを表示できたら、次はVBAエディタを開いてみましょう。 VBAコードはここに書くことができます。

STEP
「開発」タブをクリックし、左側にある「Visual Basic」をクリックします
「開発」タブをクリックし、左側にある「Visual Basic」をクリックする
STEP
「Microsoft Visual Basic for Applications」という画面が開きます
Microsoft Visual Basic for Applicationsの画面

VBAエディタは、VBE(Visual Basic Editor)とも呼ばれます。
検索では VBAエディタ、画面名では Microsoft Visual Basic for Applications と表示されることがありますが、この記事では同じものとして扱います。

ヒント

ショートカットで開きたい場合は、Windowsでは Alt + F11 がよく使われます。
ノートPCでは環境によって Fn キーが必要な場合もあります。

VBAコードはどこに書く?標準モジュールの追加方法

Microsoft Visual Basic for Applications画面には、以下のような名称があります。

VBE画面の見方を知っておく

VBEを開くと、Excelとは別の画面が表示されます。 最初は見慣れませんが、よく使う場所は限られています。

VBE画面の見方を知っておく
スクロールできます
名称役割初心者が見るポイント
プロジェクトエクスプローラー開いているブック、シート、モジュールを一覧表示する左側にあるブック一覧。標準モジュールを追加する場所を選ぶ
コードウィンドウVBAコードを書くメイン画面ここに Sub から始まるコードを書く
プロパティウィンドウシートやフォームなどの設定を表示・変更する最初はほぼ触らなくてよい
イミディエイトウィンドウ1行だけ実行したり、値を確認したりするデバッグに慣れてから使う
ローカルウィンドウ実行中の変数の値を確認する初心者は存在だけ知っておけば十分
ヒント

左側のプロジェクトエクスプローラーが表示されていない場合は、表示プロジェクト エクスプローラー をクリックします。ショートカットなら Ctrl + R です。

それでは、通常コードを記載する標準モジュールを表示させてみましょう。

標準モジュールを追加する

標準モジュールは、初期状態では表示されていないことがあります。 次の手順で追加します。

STEP
開発タブを選択し、「Visual Basic」をクリックします
開発タブを選択しVisual BasicをクリックしてVBEを開きます
STEP
左側のプロジェクトエクスプローラーで、コードを入れたいブックを選び右クリックを行います
メニューの「挿入(N)」から「標準モジュール(M)」をクリックします
標準モジュールを追加する
STEP
「標準モジュール」をクリックする
「Module1」のようなモジュールが追加されるはずです
新しいモジュールが追加されコードを記載できるようになります

標準モジュール・Sheet・ThisWorkbookの違いとは?

普通の処理を書くなら、まずは 標準モジュール にコードを書けば大丈夫です。 SheetモジュールやThisWorkbookにもコードは書けますが、最初から使い分けようとすると混乱しやすいため、基本は標準モジュールから始めましょう。
ここでは、この3つの違いについて簡単に解説を行います。

まず、VBAProjectには、主に3種類のコードを書く場所があります。

VBAProjectにはSheet、ThisWorkbook、標準モジュールがあります。
スクロールできます
書く場所使う場面初心者へのおすすめ
標準モジュールボタン実行、手動実行、汎用処理、通常のマクロまずここに書く
Sheetモジュール特定シートでセルが変わった時、シートを選んだ時などに動かすイベント処理を学んでから使う
ThisWorkbookブックを開いた時、閉じる時などに動かす自動実行が必要になってから使う

AIでVBAのコードを作成した場合も、基本は標準モジュールに書けば問題ありません。
SheetモジュールやThisWorkbookは、特定の操作をきっかけに自動実行したい時に使います。

たとえば、次のようなVBAコードを標準モジュールに書いてみましょう。

Sub HelloVBA()
    ActiveSheet.Range("A1").Value = "VBAの準備OK"
End Sub
標準モジュールに最低限のコードを記載してみた場合の動作

このコードを実行すると、今開いているシートのA1セルに VBAの準備OK と入力されます。
まずは「コードを書いたらExcel側に結果が出る」ことを確認するための練習用コードです。

実務用のコードでは、対象シートを明示すると安全です。

Sub HelloVBAWithSheet()
    Worksheets("Sheet1").Range("A1").Value = "VBAの準備OK"
End Sub

Worksheets("Sheet1") の部分は、自分のブックのシート名に合わせて変更してください。

セル範囲について学びたい方には以下もおすすめです
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VBAを使い始める前の保存形式・マクロ設定・初期チェック

VBAは開けても、保存形式やマクロ設定を間違えると「書いたコードが消えた」「マクロが実行できない」という状態になります。 ここでは、最初に確認しておきたい保存形式と安全設定を整理します。

VBA対応のExcelファイル拡張子を選ぶ

Excelファイルには複数の拡張子があります
VBAコードを保存したい場合は、基本的に .xlsm を選びます。

拡張子とは?
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拡張子名前VBAコードの保存使いどころ
.xlsxExcelブックできないマクロを使わない通常のExcelファイル
.xlsmExcelマクロ有効ブックできるVBAを含む通常のブック。初心者はまずこれ
.xlsbExcelバイナリブックできるファイルサイズや大量データを意識する場合
.xlsExcel 97-2003ブックできる古いExcelとの互換が必要な場合

Microsoftのファイル形式説明でも、.xlsx はVBAマクロコードを保存できず、.xlsm はマクロ対応の形式として説明されています。
迷ったら、VBAを使うブックは .xlsm で保存しましょう。

マクロ対応ブックとして保存する

VBAコードを書いたブックを保存する手順は次の通りです。

STEP
「ファイル」タブをクリックします
ファイルタブをクリックします
STEP
「名前を付けて保存」を選びます
名前を付けて保存を選択します
STEP
保存場所を選びます
「ファイルの種類」で「Excel マクロ有効ブック (*.xlsm)」を選び、保存します
ファイルの種類を変更する
ファイルの種類でExcelマクロ有効ブックを選びます。

.xlsx のまま保存しようとすると、マクロやVBAコードを保存できないという警告が出ることがあります。
コードを残したい場合は、マクロなしブックとして保存せず、.xlsm を選び直してください。

ヒント

間違えて.xlsxで保存してしまった場合、VBAコードが全て消えてしまう可能性があるので、保存の際は注意しましょう。

マクロセキュリティは安全側で考える

VBAマクロは業務を自動化できる便利な機能ですが、危険なコードも実行できてしまいます。
そのため、Excelにはマクロのセキュリティ設定があります。

初心者は、次の考え方で十分です。

スクロールできます
状況判断
自分で作った .xlsm を開く内容を理解している場合だけ有効化する
会社や取引先から受け取ったファイル組織ルールに従い、不明なマクロは有効化しない
ネットからダウンロードしたファイル信頼できない場合は有効化しない
すべてのマクロを有効にする を選びたい原則おすすめしない。必要なら理由とリスクを確認する
会社PCで設定変更できない管理者ポリシーの可能性があるため、IT管理者に確認する

Microsoftのマクロセキュリティ説明でも、すべてのマクロを有効にする設定は推奨されていません。
この記事では、VBAの始め方を説明していますが、知らないファイルのマクロをむやみに有効化することはおすすめしません。

2026年時点で特に追加で押さえたいのは、インターネットから取得したマクロ付きファイルは、Office側で既定ブロックされる場合があるという点です。 これは「VBAの開き方を間違えている」のではなく、ファイルの入手元や組織のセキュリティ設定が原因のことがあります。

スクロールできます
追加で確認すること起きること判断
ネットやメール添付から入手した .xlsmマクロがブロックされることがある入手元が信頼できるか確認し、会社PCなら組織ルールに従う
OneDriveや共有フォルダ上のファイル管理者ポリシーや信頼済み場所の設定に左右される個人判断で設定を弱めず、必要ならIT管理者へ確認する
Excel for the webで開いているVBAマクロを作成・実行・編集できないExcelデスクトップアプリで開き直す
自分で作った練習用ファイル.xlsm で保存すればコードを残せるまずはローカルの練習用ブックで動作確認する

つまり、VBA初心者が確認すべきことは「VBEを開けるか」だけではありません。
標準モジュールにコードを書いたか.xlsm で保存したか、Excelデスクトップアプリで開いているかマクロがセキュリティで止められていないか まで確認すると、原因を切り分けやすくなります。

AIツールでVBAを扱う場合の使い分け

2026年時点では、ExcelやVBAをAIで補助する選択肢も増えています。
ただし、どのAIでも同じことができるわけではありません。

スクロールできます
ツールVBAまわりでできること注意点
Claude in Excelワークブックの内容確認、数式やモデルの確認、エラー原因の整理に向く公式ヘルプでは、現在の制限としてマクロやVBAなどの高度なExcel機能は対象外とされています。VBAコードを直接編集する目的には向きません。
CodexVBAコードを .bas やテキストとして扱える状態なら、コード修正、リファクタリング、説明、レビューを依頼しやすいExcel内でマクロを実行する機能ではありません。最終的な実行確認はExcelデスクトップアプリで行います。利用条件や上限はChatGPTプランにより変わります。
ChatGPT通常チャットVBAコードの書き方、エラー原因の相談、処理方針の壁打ちに使いやすいブックの中身や既存コード全体を直接編集するには、ファイルの渡し方や作業環境を工夫する必要があります。

この記事の範囲では、まずVBEを開き、標準モジュールにコードを書ける状態を作ることが最優先です。
そのうえで、VBAコードをAIに直してもらいたい場合は、コードを貼り付けるだけで済む小さな相談なのか、既存ファイルを直接編集してほしいのかで使うツールを分けると失敗しにくくなります。

VBAを体系的に確認したい方は、入門書を1冊手元に置いておくと理解が早いです。

VBAを体系的に学びたい場合は、動画講座を使うのも一つの方法です。

この記事のような初期設定を済ませたあとに、変数、条件分岐、繰り返し処理、Range操作を順番に学ぶと理解しやすくなります。

VBAエディタが開けない・標準モジュールが見つからない時のFAQとまとめ

ここまでの手順でVBAを始められるはずですが、Excelの種類や画面状態によってはつまずくことがあります。
最後に、よくある原因と対処をまとめます。

よくあるトラブルと対処

開発 タブがありません。

初期状態では非表示です。

ファイルオプションリボンのユーザー設定 で表示してください。

VBAエディタが開きません。

Excel for the webを使っている可能性が高いです。 Excelデスクトップアプリで開いてください。

Excel for the webでは、VBAマクロを作成、実行、編集できません。
マクロを含むブックを開くことはできても、編集や実行はExcelデスクトップアプリで行います。

左側のウィンドウがありません。

プロジェクトエクスプローラーが非表示です。

VBEで 表示プロジェクト エクスプローラー を選びましょう。
ショートカットは Ctrl + Rです。

標準モジュールが見つかりません。

まだ追加していない可能性があります。

挿入標準モジュール で追加しましょう。

コードを書いたのに保存できません。

.xlsx で保存しようとしている可能性があります。

.xlsm で保存しましょう。

マクロを有効化できません。

会社PCのポリシー、信頼できない場所、セキュリティ設定が原因かもしれません。

組織のIT管理者に確認や、知らないマクロは有効化しないようにしましょう。

Sheet1でシート名を指定したらエラーになります。

シート名が違う可能性があります。

Worksheets("Sheet1") の名前を実際のシート名に変えましょう。

Claude in ExcelでVBAを編集できますか?

公式ヘルプでは、現在の制限としてマクロやVBAが挙げられています。
Excelの表や数式の確認には使えますが、VBA編集目的なら別の方法を考えます。

AIでエクセルを操作方には以下もおすすめです
CodexならVBAを編集できますか?

VBAコードを .bas やテキストとして扱える状態なら、修正やレビューを依頼しやすいです。
ただし、Excel内での実行確認やマクロ有効化は別途必要です。

インターネットからダウンロードした .xlsm が動かないのはなぜですか?

Officeのセキュリティにより、インターネット由来のマクロが既定でブロックされる場合があります。
信頼できないファイルは有効化せず、会社PCでは組織ルールに従ってください。

まとめと次に読む記事

Excel VBAの開き方で迷ったら、まずはこの順番で確認してください。

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